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美容目的でも使われている、ラジオ波(RF)治療とは?

  • 執筆者の写真: Tetsu Shiratori
    Tetsu Shiratori
  • 3月4日
  • 読了時間: 3分

画像はイメージです
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はじめに

ラジオ波(Radio Frequency: RF)治療という言葉を耳にしたことはありますか?

実はこの治療、もともとは不整脈や腫瘍の治療といった医療分野で活用されてきました。

ところが近年、コラーゲン生成や痩身など、美容面での効果が注目を集めています。


そこで今回は、ラジオ波治療のメカニズムから、応用分野、メリット・注意点まで、

気になるポイントを分かりやすく解説します。


ラジオ波(RF)治療の仕組み

高周波エネルギーで組織を加熱

ラジオ波とは、数百kHz~数MHz程度の交流電流を利用して、

体内や肌の表面を加熱する技術です。

組織内の水分子が振動して熱が発生し、これによって

さまざまな生体反応を引き起こします。


目的にあわせて照射部位を選択

治療目的によって、皮膚表面だけを温めたり、

深部までアプローチしたりと、エネルギーの届け方は変わります。


コラーゲン生成の促進や腫瘍組織の焼灼など、用途に応じて設定が

調整されるのが特徴です。


主な応用分野とその効果


1. 美容医療・エステ

  • しわ・たるみ改善

    RFの温熱刺激が真皮層のコラーゲン生成を促進し、ハリや弾力を取り戻す効果が

    期待できます。


  • 痩身・セルライトケア

    皮下組織を加熱して血行や代謝を促進。セルライトの改善や部分やせなど、

    多角的な施術が可能です。


  • リフトアップ

    深部加温による引き締め効果は、顔だけでなくボディにも応用できます。


2. リハビリテーション・整形外科

  • 関節や筋肉のケア

    温熱療法として用いられ、血行促進・筋肉のこわばりの緩和をサポート。

  • 慢性痛の緩和

    肩こりや腰痛などの慢性的な症状にも、深部加温が効果を発揮する場合があります。


3. 医療分野(腫瘍治療・不整脈治療など)

  • ラジオ波アブレーション(RFA)

    肝臓癌や肺癌などの固形腫瘍に対して、腫瘍細胞を加熱・焼灼して死滅させる

    治療法です。


  • 不整脈治療

    カテーテルを使って心臓内膜を焼灼し、異常な電気回路を遮断します。


ラジオ波(RF)治療のメリット

  1. 低侵襲であることほとんど切開が不要、またはごく小さな切開ですむ

    ケースが多いため、体への負担が少なく安全性が高いと言われています。


  2. ダウンタイムの短さ非侵襲、あるいは軽度侵襲で実施できるため、

    施術後の日常生活への影響を抑えられます。


  3. 即効性と持続性治療直後から引き締めや痛みの緩和などを実感しやすく、

    その後もコラーゲン生成による長期的な効果が期待できます。


注意点・リスク

  1. やけど(熱傷)のリスク組織を加熱するため、施術条件の誤りや操作ミスによって

    肌トラブルを起こす可能性があります。

  2. 機器や施術者の技量による差使用機器の種類や設定、施術者の経験によって

    効果や副作用に差が出ることが考えられます。

  3. 個人差肌質や体質によって効果の出方が異なります。事前のカウンセリングで

    目標や期待値を確認することが大切です。

  4. 専門家への相談必須美容目的でも医療目的でも、まずは専門家に相談したうえで

    安全性を確認しながら進める必要があります。


まとめ

ラジオ波(RF)治療は、高周波エネルギーを利用して

さまざまな組織を加熱する技術です。


美容から医療まで幅広く応用され、低侵襲かつ短いダウンタイム

大きな魅力となっています。

一方で、やけどなどのリスクも伴うため、施術前には十分な

情報収集やカウンセリングが欠かせません。


ラジオ波治療に興味がある場合は、ぜひ実績や専門知識が

豊富なクリニックや施術施設に相談することを薦めます。


免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の治療を

推奨するものではありません。


具体的な施術や治療については、必ず専門の医師や信頼できるクリニックに

ご相談ください。

 
 
 

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